2013年09月05日
昨日の新聞に日野耕之祐先生の訃報が出ていた、88歳でしたそうだ。
私は8年位前 只一度、上野の森美術館大賞展に入選した。
その時 先生から私の作品の前で猛烈なアドバイスを頂いた。
その作品は古い壁に古い農具を描いたものであった。。
先生はいきなり私の「絵」の前で、きったね~!東光会だろう?と仰った。
あんたの服のような「絵」を描きなさい、と。。
丁度 オープニングパーテイで派手目のバーミリオンに黒いスパンコールの
ブラウスをジャケットの中に着ていた。 先生はきれいな色の「絵」が
多い「日洋会」の偉い先生なのです。東光会は渋めの「絵」が多いが。。
それから、「日展」ではいつも 私は先生の鮮やかなブルーの大作を
拝見した。すごくお元気な作品だった、去年の最後まで。
「男とネコ」と言う鮮やかな先生独特の青一面の「絵」。130号の大作。
この秋の「日展」で先生の遺作、最後の作品が拝見できるだろうか?
その時のお言葉があったからという訳ではないが、、今私は
「人物画」に一生懸命なのだ。。

又、偉大な日展作家が一人亡くなった。とても、残念だ。