絵描き日記

画像: 父の古いノート。

父の古いノート。

2013年04月25日

昨夜、床に入り父の若い時のノートを開けてユックリ見て驚いた。故郷の叔母から
姉から弟から私にまわって来た古いノートなのだが、、もうページもばらばらに
なりそう。ノートの表紙には”政治学”とあるのだが中身は1700年代からの
何かの経過、歴史の覚え書き? 良くは解からない、ひょっとしたら講義の?
字も小さく几帳面で私には良くは解らない。
父は私が6年生の今頃の季節に自宅療養の後亡くなった。
実業に忙しくユックリ接した事もなかったが春、一か月の間、ゆっくりと家にいた。

その父の学生時代に書いたノート、良く解からないが所どころに美術関係の
固有名詞が 帝展、文展、古いヨーロッパの画家、古い日本画家の名前、
それらには赤いラインが沢山ある。
父はそういう事に興味があったのか?。裏表紙に挟んである黄ばんだ何枚か
の紙に細かい字で詳しい当時の美術界のの記述がびっしり。。
 父が描いたと思う「絵」も。。。
キット偉い当時の日本画家を真似た落描き?か。セザンヌ、ルソー、ルドン、マネ、
ゴッホ、祐三、モジリアニ、・・・
京都府立画学校、サロンアンデパンダン創立、東京帝国博物館、等など。
記述は細かく・・(年号)も。。私が察するに70余年前のノート。何なんだろう??
父が美術にとても興味を持っていた事を発見、落描きには父の暖かさを思う。
父に対するイメージが変わった、驚きであった。
祖母によると、、父は秀才で実業の仕事一筋の人間だと思っていた。

この四角の壺は父が私達「孫娘」を育てた祖母に感謝の気持ちで贈った
浜田庄司氏の作です。
     ***              ***
お天他気も良く東光展初日、行って来ました。「師匠」にお会いして深い丁寧な
ご挨拶を無言のままにする。それが私の精一杯の感謝の気持ち。。 
私の「絵」を確認、又ユックリ 来て見る事にする。


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