絵描き日記

画像: 故郷の、、、。

故郷の、、、。

2014年11月26日

もう 60年も前の事ですが私達 故郷の「女子学園」で教育されたのです。
現代のように受験、勉強等と言われず 米寿のお婆さん校長先生の「訓話」の
時間が週一、ありました。幼い私達はとても楽しみにお話をお聞きしました。

数年前、故郷へ行った時、同級の友人が私に買って置いてくれた「日めくり」、
先生のおなつかしい訓話集なのですが今も 私のうしろの壁に掛けています。
時代は違うが先生の女子教育、幼かった私達の心に植え付いています。
心に残るお言葉が数かずあります。、、「お年寄り」を大切に。。と。
先生のお声のCDも持っています。

ここの建物で 私もそれが身に付いたのかお隣のお年を召したご高齢の
女性の方、股関節がお悪いとのこと、、手押し車を押し 
5階から1階の食堂へ行かれるのに重い扉が2か所あるのです、
車があると押せない 引けない。

夕食後のみに ご一緒するのですが喜んで下さる。玄関のドアが隣同志で。。
幼い時、植え付けられた心はこの年になっても 残っているものですね。
何気なくの。。お節介?当然なことなのでほっとけない。
最近は玄関ドアの前でお喋りも。。

社会で生きる事もなく家庭婦人として育てられ
家で「絵」ばかり描いて・・・この年まで幸せに来て。

米寿のお婆さん校長先生の大きな笑顔が浮びます。。
幼心にとても興味を持ってお話を聞きしました。

”人のためによろこんで尽くす事こそ、「私達の尊いつとめ」であります。”

この「バラ」の絵、女子学園の同窓会会館に寄贈させて頂きました。



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