絵描き日記

画像: おばあさんの一人言**

おばあさんの一人言**

2013年12月08日

私は人に頂いたご好意は何年経っても思いだすと
「無」にする事は出来ない。
五十年前、祖母が私の嫁入りに作ってくれた着物や生母の形見と言って持たされた着物、嫁いで今迄袖を通していない、、
その時の祖母の気持ちが今になってよみがえる。
娘はいないので経験ないが。。
この年の今だからの気持ちかも知れないが。
母の形見の古い桐の箪笥に入れたままで、お仲人の
おば様や又、姑のお形見もソットそのまま仕舞っている。。
今迄、留袖も喪服も着付けをお願いしてこの年になっても
自分では着られないままにきた。
リサイクルといっても何がしのお金で人に上げたくはない。。
全部この際に空っぽに箪笥を空ける。。もう着ないものは。


「嫁」達の考える今の時代とは余りにも違う、50年前とは。
キット私の気持ちは解からないだろう。
私自身も心に思うだけで、、洋服でお洒落もしたいし現にそうなの。
嫁いで50年の歳月は私にとって何とか生きてきたが
現代を生きる若い人にとってはこの様な事は理解できなく、考えるのは
意味がないかと思う。。時代が違う。
しかし、私はここに、これに記して置く。
「嫁」にだす孫への愛情とホットした気持ちと・・・祖母のその写真を見て。
私もその時の祖母に近い年齢になってヤット解かるのか。。


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