絵描き日記

画像: サンパウロで。

サンパウロで。

2012年10月10日

私は主人の仕事の為、1974年から1980年迄家族でサンパウロに住みました。
同じマンションにお住まいの親しい日本人の奥様からお誘いを頂きました。
進出企業の奥様方相手に家を回って教えて下さる画家の先生がいらっしゃると。彼女は奥様方を集めグループを作り 私も入れて下さいました。
その先生は日系一世で日系公募団体の中では中心の先生のようでした。
他の3人の奥様は墨絵を先生のお手本を基に習われるのですが、
私は「油絵」でとお願いしました。
先生は「油絵」で展覧会には出品されます。

私はその時「油絵」に10年のブランクがあり、東光会の先生に教えて頂いた「厚塗り」とはこの先生はちょっと違うので、、、
「絵」を習うよりサンパウロの「絵」の事情、公募展 画材店、注文額の工場、、等「絵」を描く方にしか聞けない事を教えて頂きました。

「サロン・ブンキョウ展」と言う日系公募展があり それにも4回出品しました。
ところが初めてで 「ホルベイイン新人賞」。
ホルベインが初めてサンパウロに出て来た時でした。
先生が仰るには、日本から来た新しい絵?との事。
次の年は更に良い賞を頂きましたが、私は現地の「抽象画」に興味を持ち
自己流でそれを描きました。日本での「出品」よりは少し小さい作品でした。
「日伯現代美術展」で抽象画で入選。日本各地に私の作品が巡回された様です。
日系ばかりではなく、ブラジル人社会の公募展にも抽象画で何度か出品しました。
(言葉の壁は主人がカバーしてくれました。)
もう、30年以上も前の事。 若かりし私でしたが一つの経験でした。

現在は「師匠」にビッタリ ご指導頂き、頼らせて頂いて居ります。。。
その後の私にとって、、、素晴らしい出会いです。


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