絵描き日記

画像: 二つの桐の箪笥。。。

二つの桐の箪笥。。。

2012年06月26日

祖母は二人の孫娘のために母の形見として
桐の箪笥を残してくれていた。
私が小学生の頃 父の仕事の関係で
5年程 大家族で大阪で暮らしていた時
祖母は岡山の自分の従姉妹の家の蔵に預けていたそうだ。
それが今私達の嫁ぎ先にそれぞれに収まっている。

姉はお金をかけて新品同様にきれいにして背の高い方を大切にしている。
私はと言えば古いまんまで 今は全く着ない和服を入れている。
祖母が嫁入りの時 買ってくれた若い時のまんまの着もの、
おまけに生母の着た若手の着ものも一緒に持たされて。
祖母の気持ちは今は良く解るが。

お仲人の小母さまのお形見の訪問着、
ご自分で染められたろうけつ染めの逸品。
ご家族の方が私を娘同然に可愛がって下さったので下さった。

姑のお形見。。それに姑が趣味で糸を繋いで 
織って下さった男物着ものと羽織主人は袖をまだ通していないが。
少し低い箪笥の上には箱に入れた額縁を積み上げている。
しかしどの和服も思い出そのまんま・・・思い出箪笥**

父の後添えの母、90歳過ぎ迄 永い間お世話になった。
とても優しい母で。
彼女からの晩年の2通の手紙、、大事にしている。

今夜は珍しく「絵」も完成。。。
ノンビリ 奥様先生のシャンソンを聞き ユックリする。
今現在は先生ご夫妻との出会いを大切にする。

永い間の人生で私は色々な方にお世話になって生きてきた。
人との出会いは人生を変えて頂いた。
岡山で医者と絵描きをして生きた父方の叔父夫妻とても世話になった。
この絵は叔父のものです。
岡山で自由な絵描きの活動をしてきたので自由な絵を描いた。。

親がいない事でかえって皆んなが良くしてくれた。
それは幸せだった。  
それだから 今私はフヌケナおばさんでいる。



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